Rafakunのブログ

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銀座「ざくろ」で学んだこと

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銀座ざくろでしゃぶしゃぶランチを食す。久しぶりの訪問であるが、年を重ねると実に気持ちのいい接客である。

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ざくろの創業者は桂洋二郎という方で、なかなかの方であったようだ。

1924年岡山県生まれで、早稲田大学卒業後1955年にアメリカ大使館前に日本料理店「ざくろ」を開店。その後、「トップス」や「グラナータ」と、飲食の世界で活躍を広げる。この時、グラナータでコックをやっていたのが、イタリアンの巨匠ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合努氏で、イタリアへ修行に行く機会を得て桂氏から本物をめざせと指導を受けていたとのことです。その後、桂氏の急死という事態が発生し、三回忌を経て退職することになる。

一方で、棟方志功浜田庄司、芹沢銈介ら民藝の作品を収集していた。相当無理をして作品を買ってやっていたようで、このざくろ店のロゴやマッチのデザインなどざくろに行くと彼らの作品が遠慮なく飾られていて素晴らしい空間となっている。