Rafakunのブログ

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華麗なる茶の世界「光悦会」、選ばれし人達

 

 

光悦寺を訪ねその生い立ちを学ぶと、その活動の一部を現代まで引き継ぐ光悦会という組織に行き当たる。ちなみに私自身はお茶とは無縁の人間であるが、茶道にかかわる数寄者に興味関心がある。

本阿弥光悦が、京都鷹峯に居を構え一大芸術村を作り上げたのは前述したとおり。いわゆるプロデューサーとして多くの作品を残しているが、ご本人も書を筆頭に刀剣鑑定、陶芸家、蒔絵師、茶人としても超一流の文化人であった。

ちなみに家康がなぜ光悦に鷹峯という辺鄙な場所を与えたのか。光悦が当時の後水尾天皇とつながりがあったことより、朝廷(都)から遠ざけるためという説もある。

ともかく、光悦寺はお茶の世界と関係が深く、七つの茶室が現存している。

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光悦会の大茶会のとき、最寄りの北王路駅から乗り合いタクシーで着物姿の女性たちが大挙して集まってくるさまはすごいの一言とか。東京の大師会に並ぶ今日の代表的な茶会となっている。なお現在の光悦茶会は五都(東京・大阪・京都・名古屋・金沢)の道具商が世話人となって催される。

光悦会の会員になることは簡単ではない。茶道の世界で影響力があるまたはその方の紹介が必須のようだ。この茶会の参加資格は、光悦会会員であることだが、会員でなくても同行するかたちであれば参加可能である。参加費(お茶券)は三万五千円だそうです。立派な東西の由緒ある茶道具に会える。ちなみに点心は昔から瓢亭のお弁当。

財団法人光悦会が誕生したのは1915年。本阿弥光悦の遺徳をしのぶ茶会として 、世話人は土橋嘉兵衛・山中定次郎、会長は三井松風庵。 益田鈍翁・馬越化生・団琢磨などの賛助を得て発足しました。