オールアバウト江幡社長
昨日のマーケティング・イノベーション研究会ではオールアバウトの創業者、グループ最高経営責任者の江幡哲也氏にお話を伺った。
事業開発と新規事業の育て方というテーマでお願いしたのですが、実に興味深いものでした。
リクルート勤務時代から数えて30社に及ぶという新会社の立ち上げとその根底にある考え方、最近のサンプル百貨店を事例とした検証がお話の中心であったと思う。的確な資料をもとにお話が分かりやすく、そしてフレンドリーな語り口、でも社員には厳しいことがよく伝わる。この辺りがこれまで色々な大手企業に出資してもらってきた説得力なんだろうと思いました。
一つだけご紹介すると、新事業のテーマ開発の考え方で、生活者が困っていること（家、金融、結婚、旅などなどこうなれば良いなと思うこと）をネタとして情報提供を行い、そこで関連企業とマッチングする（例えば広告出稿者になってもらう）考え方。色々応用できそうですね。
よく言われることですが、リクルートは起業家集団なので、出身者も皆さん独立精神に溢れて各方面で活躍されていますね。新しいビジネスを立ち上げる、立ち上げたらとことん成長させる、そのがむしゃらさ、深い洞察力。凄いと思う。
江幡社長の書かれた書籍のご紹介。
