山中湖犬連れの旅(1)東急ハーベスト
3月の3.4.5日、Rafa君と東急ハーベストの山中湖マウント富士を訪ねてきた。
ここに宿泊するのは初めてである。なりゆき街道旅という番組で山中湖界隈をロケ、放映していたのに惹かれやってきた。
これから犬連れでいらっしゃる方の参考になるように報告してみたい。
まず判断してほしいことはここはペットと同室ではないこと。専用のペットホテルが併設されていて愛犬はそこに泊まることになる。清潔に手入れされている。暖房が効いていて寒くはない。一畳ほどの専用ルームなので狭苦しくもないか。ただし、一人(一匹)きりである!
普段、パパのベッドの上で添い寝しているRafa君は耐えられるか!
結果:とても悲しそうな声をだしていました。またストレスで?、胃腸炎を起こしてしまいました、とほほ。
散歩コースや小さなドッグランもあってその点は良し。散歩道では林との間に柵があり林の中はまだ真っ白な雪が覆っている。朝の散歩で、なんと、林で遊びまわる鹿を発見した。キィーンと甲高い声をだして8頭くらいで、走り回っていた!!
温泉まずまず。大浴場と展望露天風呂の二つ。早朝は露天風呂もいいかもしれないが、客室から直結の大浴場が気に入った。
食事は二泊したが、館内で食べたのは夕食一回のみ。
和食の「甲州特選御前」をいただいたが、美味しかった。まあ、いいお値段ですけど。
一緒に頼んだグラス赤ワイン、メルローが実によかったが、いつもブランド名を忘れる。長野産だった気もするが?これからラベルの写真を撮ることにしよう。
朝食は、普通はビュッフェでいただくのだが、今回は持参したものや途中仕入れたもので済ませてしまった。
館内の設備、備品などは最近のハーベストと比較すると1ランク下となる。必要以上にスペシャルである必要はないが、こちらは上級ビジネスホテル、例えばダイワロイネットホテルで客室がゆったりしているイメージか。普通は部屋に入るとその地方のお茶請けが用意されているものですが、ここでは何もでない。これは逆に新鮮だった。お茶請けを期待して旅するわけではないが一種のおもてなしの気持ちなのでは、、ここはドライだ!
この環境に慣れている犬にとっては、このホテルは一つの選択肢になると思う。
Rafa君と一緒の再訪はないです。いつも、甘ったれているので少し鍛えようと思ってきたのですが、かわいそうなことをしてしまった。
銀座「ざくろ」で学んだこと
銀座ざくろでしゃぶしゃぶランチを食す。久しぶりの訪問であるが、年を重ねると実に気持ちのいい接客である。
ざくろの創業者は桂洋二郎という方で、なかなかの方であったようだ。
1924年岡山県生まれで、早稲田大学卒業後1955年にアメリカ大使館前に日本料理店「ざくろ」を開店。その後、「トップス」や「グラナータ」と、飲食の世界で活躍を広げる。この時、グラナータでコックをやっていたのが、イタリアンの巨匠ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合努氏で、イタリアへ修行に行く機会を得て桂氏から本物をめざせと指導を受けていたとのことです。その後、桂氏の急死という事態が発生し、三回忌を経て退職することになる。
一方で、棟方志功、浜田庄司、芹沢銈介ら民藝の作品を収集していた。相当無理をして作品を買ってやっていたようで、このざくろ店のロゴやマッチのデザインなどざくろに行くと彼らの作品が遠慮なく飾られていて素晴らしい空間となっている。
おめでとうRafa
テニス全豪オープンはラファエル・ナダルの復活優勝で幕を閉じました。
決勝戦は第6シードのナダル(35歳・スペイン)が第2シードのダニール・メドベージェフ(25歳・ロシア)をセットカウント3-2(2-6、6-7、6-4、6-4、7-5)で破り、全豪オープン13年ぶり2度目の優勝を飾りました。これでナダルは史上最多となるグランドスラム21勝目をあげ、ダブルグランドスラム(すべてのグランドスラムを2度ずつ制覇)を達成しました。
このへんはテニスファンにとっては、よくご存じのことですね。わざわざここでこのニュースを取り上げたかというと、ナダルが好きだから。
1.このブログのタイトルであり、愛すべき主人公Rafakunの本名は、ラファエルであり略称がラファ、そうです、ナダルからいただいた名前の持ち主なのです。
2.試合時間:5時間24分でした。
5時間以上テニスでプレーするなんて、、すごい汗をかきながら、ボールを追いかけ強打する、前へ後ろへ。
ナダルの試合は長時間かかることが多い。フェデラーとの数々の戦いにしてもスピーディなフェデラーに対し、ナダルの持久力が目立っていた。逆に言うとサービスがとりわけ強くないので、エースが少ない分長い試合になるのかもしれない。無尽蔵なスタミナの持ち主であることは天下一品だ。
3.好人物・紳士・スポーツマンシップ
自身が運営する「ラファ・ナダル財団」を通じて、以前より熱心な寄付、支援活動を行っている。だからではないが、だれもがナダルのことが大好きだ。プレー中にクレームをつけないことでも、見ていて気持ちがいい。この辺はノバク・ジョコビッチと人間性の差であろうか。ナダルとフェデラーはテニス界が誇るジェントルマンである。
館林「花山うどん」の鬼釜
群馬県館林市の駅前にある花山うどん本店にてお昼をいただきました。
ちょっと悩んだ末に鬼釜を注文。
鬼ひもかわと呼んでいる5センチ幅の超幅広ひもかわ(うどん)が、この店の評判メニューとなっています。普通のうどんもおいしいよ。幅広すぎて食べづらいかといえば、それほどではなくワンタンの皮をおおきく長くしたもののような食感。出汁がうまい。上州麦豚が味の決め手かもしれない。
もともと館林は日清製粉の工場もあるくらいで製粉業、小麦粉の産地である。そこでずば抜けたうどん屋がなかったのは寂しい感じがしたが、ようやく花山うどんの登場により新名所になりつつある。麺1グランプリ、うどん天下一決定戦でそれぞれ三年連続で日本一に輝いたうどん好きには無視できない店である。
ここにきて都内への進出が目立ってきた。
歌舞伎座の近く、そして日本橋高島屋の裏手ににもオープン。今日本橋店にいくと鬼ひもかわか花山うどん二人前のどちらかがもらえる!!
華麗なる茶の世界「光悦会」、選ばれし人達
光悦寺を訪ねその生い立ちを学ぶと、その活動の一部を現代まで引き継ぐ光悦会という組織に行き当たる。ちなみに私自身はお茶とは無縁の人間であるが、茶道にかかわる数寄者に興味関心がある。
本阿弥光悦が、京都鷹峯に居を構え一大芸術村を作り上げたのは前述したとおり。いわゆるプロデューサーとして多くの作品を残しているが、ご本人も書を筆頭に刀剣鑑定、陶芸家、蒔絵師、茶人としても超一流の文化人であった。
ちなみに家康がなぜ光悦に鷹峯という辺鄙な場所を与えたのか。光悦が当時の後水尾天皇とつながりがあったことより、朝廷(都)から遠ざけるためという説もある。
ともかく、光悦寺はお茶の世界と関係が深く、七つの茶室が現存している。
光悦会の大茶会のとき、最寄りの北王路駅から乗り合いタクシーで着物姿の女性たちが大挙して集まってくるさまはすごいの一言とか。東京の大師会に並ぶ今日の代表的な茶会となっている。なお現在の光悦茶会は五都(東京・大阪・京都・名古屋・金沢)の道具商が世話人となって催される。
光悦会の会員になることは簡単ではない。茶道の世界で影響力があるまたはその方の紹介が必須のようだ。この茶会の参加資格は、光悦会会員であることだが、会員でなくても同行するかたちであれば参加可能である。参加費(お茶券)は三万五千円だそうです。立派な東西の由緒ある茶道具に会える。ちなみに点心は昔から瓢亭のお弁当。
財団法人光悦会が誕生したのは1915年。本阿弥光悦の遺徳をしのぶ茶会として 、世話人は土橋嘉兵衛・山中定次郎、会長は三井松風庵。 益田鈍翁・馬越化生・団琢磨などの賛助を得て発足しました。
京都鷹峯の旅(その二 光悦寺。ご存知ですか)
光悦寺は、鷹峯三山(鷹ヶ峯・鷲ヶ峯・天ヶ峯)を眺める京都の北部にある。
もともとは本阿弥光悦が徳川家康から9万坪の広大なこの地を与えらえ、様々な分野の芸術家集団が移り住み一大芸術村となったと伝えられている。
本阿弥光悦は、桃山時代から江戸時代初期にかけて、書道や陶芸・出版・工芸などさまざまな分野で活躍し、後世の日本文化に大きな影響を与えた芸術家。俵屋宗達とともに「琳派」の祖として知られている。
後に日蓮宗の寺として、今日の光悦寺が残っています。紅葉の季節が特に見ごろで、多くの観光客が訪れますが、私が伺ったのは紅葉の盛りも過ぎて閑散とした12月中旬でした。
米国の大富豪フリーアは日本美術のコレクターとして知られる。
光悦作品には特に傾倒したことによる顕彰の碑がこちら。
光悦寺は七つの茶室があり、お茶の世界では今でも確固たる格式を保っている。
光悦会という光悦をしのぶ組織は著名な財界人を中心に1915年に発足した。現在でも紅葉の盛りの11月11,12,13日にこの地で盛大なお茶会が開かれている。
先ほどの写真のように、光悦会の会員となるとこの光悦寺に弔ってもらえるとのこと、俗世を離れて鷹峯の地に眠るのは悪くない。
京都鷹峯の旅(その一 東急ハーベスト 京都鷹峯)
東急ハーベスト京都鷹峯に一泊してきた。
京都市内の北部、鷹峯エリアに建っている。今回が三度目の訪問かもしれないが、ハーベストの中でも、古都京都にあるだけあって特にビュッフェに用意された食材が、京野菜であったり京都の老舗の総菜類が並べられていて楽しい。また、温泉が引かれている。京都に温泉と期待しないところだが、個人的にはハーベストのなかでは那須に次ぐ湯質ではないだろうか。熱海や軽井沢のハーベストの湯よりも気持ちがいい。
「地 くに」と名付けられた浴場。苔庭を眺めながらの檜風呂
今回は足を踏み入れなかったが、東急ハーベストはしょうざんリゾートの一角に位置する。もともと後述する本阿弥光悦が、家康から与えられた広大な土地の一部で、その後昭和に入り、再開発された。
ハーベスト以外にROKU KYOTO、LXR Hotels &Resortsというヒルトン系の超高級ホテル(ROKUブランドは日本では初めて)が存在。まさにラグジュアリーなホテルのようだ。
また、もうひとつアマン京都というしゃれたホテルが存在する。上記のヒルトンに負けない高級ホテルで、特に和に注力しているようだ。2連泊すると3泊目が無料になるというのも興味深い。
ハーベストで十分満足できるクオリティがあるが、さらに上質なものをもとめるのであれば一度調べてみたらどうだろうか。