京都鷹峯の旅(その二 光悦寺。ご存知ですか)
光悦寺は、鷹峯三山(鷹ヶ峯・鷲ヶ峯・天ヶ峯)を眺める京都の北部にある。
もともとは本阿弥光悦が徳川家康から9万坪の広大なこの地を与えらえ、様々な分野の芸術家集団が移り住み一大芸術村となったと伝えられている。
本阿弥光悦は、桃山時代から江戸時代初期にかけて、書道や陶芸・出版・工芸などさまざまな分野で活躍し、後世の日本文化に大きな影響を与えた芸術家。俵屋宗達とともに「琳派」の祖として知られている。
後に日蓮宗の寺として、今日の光悦寺が残っています。紅葉の季節が特に見ごろで、多くの観光客が訪れますが、私が伺ったのは紅葉の盛りも過ぎて閑散とした12月中旬でした。
米国の大富豪フリーアは日本美術のコレクターとして知られる。
光悦作品には特に傾倒したことによる顕彰の碑がこちら。
光悦寺は七つの茶室があり、お茶の世界では今でも確固たる格式を保っている。
光悦会という光悦をしのぶ組織は著名な財界人を中心に1915年に発足した。現在でも紅葉の盛りの11月11,12,13日にこの地で盛大なお茶会が開かれている。
先ほどの写真のように、光悦会の会員となるとこの光悦寺に弔ってもらえるとのこと、俗世を離れて鷹峯の地に眠るのは悪くない。